ほーたろダーツ!

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的を狙う動作「ユーミング」をするメリット・デメリット

的を狙う動作「ユーミング」をするメリット・デメリット

こんにちは!ほーたろ(@HotaroDarts)でっす!

今日はダーツの「ユーミング」について考えていこうと思います😆

 ユーミングの定義

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そもそもユーミングとは何か?

◆Weblio辞書

ダーツで、ダーツボードの特定の部分を狙い定めること。一般的には、利き目でユーミングすることが多い。

ボードに向かって狙いをつける事と書いてありますね。

 

僕のイメージではダーツを構えた体勢に入り、的に向かってダーツを前後に揺らして狙いを付ける事をユーミングだと捉えています。

その時のダーツを揺らす動きのメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。

 

ユーミングをするメリット

先にユーミングをする事のメリットについて考えてみましょう!

ダーツを全く知らなくても多くの人がダーツを投げる時に無意識にユーミングをしていると思います(しない人もいるかもですが)

僕も何も知らずにダーツを始めた時は無意識にユーミングをするフォームで投げていました。

そして、トッププロの選手たちも大なり小なりユーミングをする人が多いです(PDCの選手はあまりしてないイメージあるけど…)

 

つまりどういう事かと言うと、それだけ多くの人が無意識だろうと意識していようと、ユーミングの動作をしているという事は身体の構造的に動作する上で何らかの利点があるからと考えても良いと思います。

筋肉の視点から考えてみる

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ユーミングをするメリットを筋肉から考えてみます。

日常の中の動作で思いのほか力が入ってしまってびっくりした事ってありませんか?

例えば、静かに物を置こうとしたのに結構な勢いで置いてしまってうるさい音に自分でびっくりするとか笑

 

おそらく筋肉はいきなりイメージ通りの出力を発揮するというのは苦手なのでは無いかと思っています。

出力0%からいきなり狙った力を出力するのが難しい。

そこで、ユーミングのような予備動作をして力の出力具合を脳が把握する事でイメージ通りの出力を出来るようにしているのでは無いかと!そう推察しています。

 

具体的にダーツを投げる時に使う筋肉は主な物だと肩の三角筋と腕の上腕二頭筋・上腕三頭筋を使っています。

その中でも上腕二頭筋と上腕三頭筋が一方が縮めばもう一方が伸びる、といった拮抗筋の関係になっています。

この筋肉を投げる動作に当てはめると、

・テイクバック▶上腕二頭筋

・スロー▶上腕三頭筋

と使う筋肉が完全に分かれているように見えますが、どちらの動作もこの筋肉同士が互いに働いて出力する力を調整しています。

その動作の時に主に使われる筋肉を主動作筋と言います。

例えばスローの動作だと、

・スロー▶主動作筋:上腕三頭筋 / 拮抗筋:上腕二頭筋

という関係になり、上腕三頭筋が主になって動いているけど、拮抗筋である上腕二頭筋も適度に働いて出力の微調整をしたり、素早い関節運動にリミッターをかけて怪我を防いだりします。

 

つまり、何が言いたいかと言うと…

投げる動作一つ取っても意外と筋肉が複雑な動きをしていて、いきなりイメージ通りの力の出力をするのは難しいのでユーミングで的を狙いながら、前後に揺らすことでスムーズに狙った力を出すための予備動作としている、という考えです。

リズムを取りやすい

これはもう筋肉とか関係無しに、リズムが取りやすいというメリット。

ルーティーン動作の一つでもあると思います。

ユーミングで3回前後に揺らしてから投げる…といった決まったリズムで投げる事で一定の調子を保って投げられます。

 

ユーミングをするデメリット

◆動きが増える分、投げた時にズレが出る可能性が増える

これは単純に精密さが必要なダーツでは動きが増えれば増える程狙いがズレる要因が増える、という事ですね。

◆リズムを取りづらい

ユーミングをする時と違って、投げるタイミングを一定に保ちづらいです。

 

ユーミングをするデメリットはあまり多くは思い浮かびませんが、動作が増える分ズレる要因が増えると言うのは非常に大きいデメリットですね。

逆にユーミングをしない事によるメリットはズレる要素が少なくなる、という事ですね。

理論的にはやっぱりユーミング無し、テイクバック無しが一番ズレる要素が少なくて安定感が出るはずですからね。

例えば機械のアームに投げさせるとしたらユーミングもテイクバックも無駄な動きなだけですよね😫

 

ただ、これが身体の構造について考えてない場合の理想なので、ユーミングをする・しないの判断は難しいですね…

 

まとめ

◆無意識だろうが意識していようが多くの人がユーミングをしているという事は身体的に投げる動作の上で利点があるはず

◆筋肉にイメージ通りの力の出力させる為の予備動作論

◆投げるリズムを取りやすいメリット

◆理論的に言えばユーミング無し・テイクバック無しが最強?でも身体構造的にはどうかわからない

◆結局は人それぞれやで

ダーツの動作は本当に人それぞれで、入れば正義という結局無難な結論になるという…

正解が無いからこそ、検証して考察するのが楽しいのかも知れませんね。

あとは、人間は何だかんだ繰り返せば慣れてしまうので、よほど無理のある動作じゃない限り深く気にしなくてもたくさん練習すれば上達していくのだと思います。

 

うーん、ダーツは奥が深い!!😆

 ここまでお読み頂きありがとうございました!